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【経験談あり】 研究職の就活を成功させるために重要な5つのポイントとは?

なつなつ

研究職志望だけど就活がなかなかうまく行かない・・・。本記事ではそんな悩める理系就活生のために、私の経験談を踏まえた「研究職の就活を成功させるための5つのポイント」をお教えします!

就活は新卒で働く企業を決める非常に重要なプロセスです。誰もが第一志望の企業の内定を勝ち取るべく必死になって就活対策に取り組んでいると思います。

私はこれまで大学の先輩や同期、そして後輩を含めて数多くの知り合いの就職活動の行く末を見てきました。そして多くの就活生を支援するようになった今、就活に成功する学生と失敗する学生が大きく二極化する傾向があると強く感じています。

現在私は大手メーカーに研究職として勤務しており、個人的に就活に関しては成功したと考えています。就活中も大手メーカーの研究職を中心に25社ほどにエントリーしていましたが、ESの通過率は95%以上、面接に至っては100%の通過率で一社も落ちませんでしたまた最終的に大手企業5社から内定を頂くことができました。

一方で同じ研究室の同期の中にはESや面接の通過率が非常に低く、就活も長期化し、やっとの思いで大学院卒業間近に地元の中小企業に就職した友人もいました。学歴は私と全く同じですが、就活に対するマインドセットや取り組み方が全く違っていたと今では感じています。

そこで本記事では私自身の就活体験や数多くの就活生支援を通して感じた「研究職の就活を成功させるための5つのポイント」についてお話したいと思います。

就活が本格化する前にこの考え方を意識しておくだけでも、選考通過率は大きく変わってくると思います。上手く行けば就活無双も可能になるはずですぜひ本記事の内容を参考に、就活を成功に導いてください。

就活は事前準備で9割が決まる

まず初めに、就活における最も重要な考え方を述べたいと思います。それが準備の重要性です。私の見解としては、就活の良し悪しはほぼ事前の準備で決まると言っても過言ではないと思っています。

まず私自身の経験から述べると、私は就活解禁の6か月前から既にエントリーシートの準備と企業研究を行っていました。現在は明確な就活解禁時期が定められていないと思いますが、少なくとも就活が本格化する3か月程前から就活準備に取り組む方が良いと思います。

これにはいくつか理由があります。まず就活が本格化してくるとエントリーシートを一から書いている時間が本当に無くなります。私の場合は研究室に所属しており就活中も週の半分程度は実験をしなければならなかったので、なおさら時間が無いのは覚悟していました。

だからこそ事前に準備出来るものについては解禁前に完成させておこうと考えていました。エントリーシートについては志望動機を事前に準備しておくことは中々難しいのですが、自己PR・学生時代力を入れたこと・研究概要は事前にある程度完成させておくことが可能です

これらについては、就活が本格化する前に以下のパターンを完成させておくと良いでしょう。

就活が本格化するまでに準備しておくべきESの内容

  • 自己PR(400字・300字・200字
  • 学生時代力を入れたこと(400字・300字・200字
  • 研究概要(A4 1枚・A4 2枚・800字・400字

就活中は会社説明会への参加やOB訪問、SPIやWEBテストの受験など、エントリーシートの記入以外にも様々なタスクが発生します。つまり就活が本格化してからエントリーシートの内容を考えていると、それだけでどんどん就活のスピードに乗り遅れてしまいます。

事前に上記の内容を準備しておくことで多くのエントリーシートに素早く対応できるので、余裕をもって選考を迎えることが出来るでしょう。

ちなみに自己PRや志望動機の書き方は以下の記事にまとめていますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【現役研究職が解説】 選考に通過する自己PRの書き方 【現役研究職が解説】 選考に通過する研究職の志望動機の書き方

さらにもう一つ重要な事前準備があります。それが面接の練習です。面接はその場の雰囲気で乗り切る!という就活生がたまにいますが、私の経験から考えるとそのような就活生はほとんど就活に失敗しています面接こそ最も事前準備や練習が必要です

私の場合はエントリーシートに記載した学生時代力を入れたこと・志望動機・研究概要については、面接前に必ずスラスラと説明できるよう何度も声に出して自宅で練習していました。

ガクチカと志望動機は1分から2分程度、研究概要については5分程度で何も見ずに説明できるよう練習し、説明に詰まる部分があれば文章に起こして繰り返し練習する、という作業を何度も行いました。

当然ですが就活で最も重要なのは面接です。面接の出来によって内定が決まりますので、最も時間を掛けるべきは面接練習なのです面接をその場の雰囲気で乗り越えようとは決して考えず、必ず面接練習は徹底的に行いましょう。

POINT
  • 就活成功の是非はほとんど事前の準備で決まる
  • あらかじめ書くことができるエントリーシートの内容は就活が本格化するまでに準備しておく
  • 就活中は面接の練習に最も重点を置く

時間の確保にお金を掛ける

就活が進むにつれて多くの就活生が苦戦するのが時間の確保だと思います。先ほども述べましたが、研究室やゼミにも通いながらエントリーシート・説明会・OB訪問・WEBテスト・面接を完璧にこなすことは非常に難しいです。

つまり就活を成功させるために重要なのは、限られた期間の中で就活に充てる時間を確保することであると言えます。そこで私は、時間を確保することに関してはとにかくお金を惜しまずに使いました。具体的には以下のようなものです。

就活中に惜しまずお金を掛けるべきポイント
  • 遠方への遠征には必ず新幹線を使う夜行バス等は使わない
  • ESの作成に行き詰まったら有料添削サービスを利用する
  • 面接1時間前には必ず会場近くのカフェに入り面接練習を行う

就活では説明会などで遠方へ移動することも多いと思いますが、その場合は迷わず新幹線を使って移動時間を削減しました。結果的に疲労の蓄積も抑えることができ作業効率が上がるので、移動手段への投資は惜しまない方が良いでしょう。

またエントリーシートに関しても作成に行き詰まるようであればココナラなどの有料添削サービスをよく利用していました。正解が分からない中で長時間悩むよりは、プロにお願いして素早く仕上げてもらう方が効率的です。使えるリソース・サービスは徹底的に使いましょう。

面接前の時間の確保も非常に重要です。面接で話す内容の確認はもちろん、緊張をほぐし精神を安定させるためにも、面接の際は必ず1時間前までに会場近くのカフェに入るようにしていました。就活中のコーヒー代はかなり高くつきましたが、この1時間の意義は非常に大きかったと思っています。

これらにお金をかけると20~30万ほどかかる場合もありますが、大手企業に就職出来ればこの程度の投資は1年も経たずに回収できます。私もこのようなスタンスで時間の確保のためにはお金を惜しまず使うようにしました。

このようにして忙しいながらも時間を捻出し効率的に使うことで、就活を上手く進めることが出来ました。

POINT
  • 就活中は時間の確保に関してはお金を惜しまず使う

とにかく内定を1社獲得する

就活における最大の精神安定剤、それは間違いなく内定です

これは非常に重要なことですが、就活ではとにかく内定を取ることに貪欲になってください内定を持っているかどうかは、就活を進めていく上での精神衛生に大きく影響してきます。就活早期の段階でまずは内定を1社獲得し、自分の就職先があるんだという安心感を得ましょう。

若干罪悪感があるかもしれませんが、私の見解としてはどの企業の面接でも第一志望であることをアピールし貪欲に内定を取りに行くべきと考えます。企業側も一定の内定辞退が生じることは織り込んだ上で採用計画を立てていますので、一度受けた内定を辞退することにそれほど罪悪感を感じなくても大丈夫です。

実際私の場合は、幸運にも就活解禁後1ヵ月も経たないうちに某大手メーカーの内定を獲得することが出来たので、これが精神安定剤となりその後の本命企業の就活も余裕をもって活動することが出来ました。内定を獲得したことによる精神安定効果は予想以上に大きかったです。

結果として内定を複数獲得することが出来たのでいくつかの企業は内定を辞退することになりましたが、自分の将来を考えたうえでの辞退であることを誠意をもって伝えれば人事の方も問題なく納得してくれました

最近ではdodaキャンパス キミスカのように、就活生のプロフィールや自己PRを掲載しておくことで企業側から逆スカウトが来るような就活サービスもたくさん存在します。

 

このようなサービスを最大限活用し、内定を積極的に取りに行くことが重要でしょう。本命企業の就活を進めていくうえでも、まずは内定を1社獲得して安心感と自信を得ておくことが非常に重要です。

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POINT
  • 内定は一番の精神安定剤であり、就活中は内定を取ることに貪欲になるべきである
  • 内定辞退に対する罪悪感はそこまで感じなくても良い

情報収集に細心の注意を払う

就活においては情報収集も重要です。これは私自身の就活を通して強く感じました。

私は旧帝大の大学院卒ですが、大手メーカーの研究員は旧帝大出身が多くOBが大学に来て学内限定の企業説明会を開催することが多々ありました。近くの私立大学の友人に聞いたところこのような学内限定の説明会はほとんど無かったとのことで、この時点で情報収集の機会に格差が生じていることを身に染みて感じました。

私は旧帝大側の人間でしたのでこのような恩恵を受ける側でしたが、他大学の就活生から見ればこの差は非常に大きいです。実際こういった学内限定の説明会をきっかけに優秀な学生にリクルーターが付き、特別ルートで選考が進むということもありました。実は私が早期に内定を獲得できたのもこの特別ルート経由でした。

このようなことが実際に起こり得ますので、特に研究職の就活については情報収集に細心の注意を払う必要があります大手の研究職を志望する就活生は、人脈を最大限活用して自身の大学だけでなく近隣大学の説明会情報にも目を配らせておきましょう。

情報収集が遅れていると感じたら、自ら情報を取りに行くスタイルで積極的に活動しましょう。就活においては情報が命です。一生に一度の重要な機会ですので、遠慮することなく情報収集には貪欲になって行動してください。

POINT
  • 大学によって情報収集にそもそも格差が生じている可能性がある
  • 就活では情報が命であり、情報収集には貪欲になって行動すべきである

最も力を入れるべきは研究概要

最後に私が研究職の就活で最も重要だと思うポイントをお伝えします。それが研究概要に最も力を入れることです。これを勘違いしている理系就活生が非常に多いので、改めて強く伝えたいと思います。

多くの就活生はTwitterやネット上の文系就職(大手金融、商社、不動産など)の就活情報を参考に自分の就活を進めていると思いますが、私の体感からすると研究職の就活はこれらの職種の就活とは全く異なります

研究職はそもそも母体数が少ないためネット上に情報が少ないのもしょうがないのですが、異なる職種の情報に踊らされていてはいけません。

ありがちなのが、自己PRやガクチカの書き方に色々とこだわって研究概要をおろそかにしてしまうことですが、これは絶対NGです研究職でエントリーする以上、最も力を入れるべきは間違いなく研究概要なのです

これにはいくつか理由があります。まず私が経験した面接の内容を振り返ってみると、問われた内容としては研究についての質問が5割、志望動機が3割、自己PRと逆質問で2割という感じでした。研究職の選考では、面接内容のほとんどが研究概要の説明に充てられるのです。

当然ですが研究職の仕事は研究そのものですので、研究がしっかり出来る学生であるかどうかが採用のポイントです。どんなに研究以外のスキルが優れていても、研究のスキルが無ければ研究職として採用出来ません。

研究職志望であるにも関わらず、自分の研究への理解や考察をおろそかにして自己PRや志望動機の書き方ばかりにこだわっていると確実に失敗します。これが研究職の就活で失敗する場合に最も多いパターンだと思います研究職でエントリーする以上、最も力を入れるべきは自分の研究です。これだけは間違えないようにしましょう。

では研究概要に力を入れると言っても具体的にどうすれば良いのでしょう?その答えは自分自身の研究のポイントを改めて整理し、正しく研究概要を書くことです。

まず研究のポイント整理は、以下のような観点で見直してみてください。

自身の研究を見直す際のポイント
  • 研究の背景と目的、先行研究、関連研究について網羅的に調べておく
  • 研究において独自に工夫した点について実験手法も含めて整理しておく
  • 研究で苦労した点とそれをどのように解決したかについてまとめておく
  • 研究を産業に応用するとしたらどのように活用できるか、どのような課題があるかについて考えておく

そして研究概要の正しい書き方は以下の記事を参考にしてみて下さい。

【現役研究職が解説】 理系就活における研究概要の書き方

研究概要を分かりやすく書き、自分の研究に関する質問には基本的にどんなものにも答えられるよう事前準備をしておくことが非常に重要です。

私は毎日12時間近く研究室に滞在し実験したり論文を読んでいましたので、自分の研究については誰よりも詳しいという自信がありました。実際に面接での研究に関する質問もすべて答えることができ、これが複数の内定獲得に繋がったと考えています。

研究職の就活では自分自身の研究についてもう一度深く見直し、あらゆる質問に答えられるよう準備しておくことが非常に重要なのです。

POINT
  • 研究職の就活で最も力を入れるべきは間違いなく研究概要である
  • 自身の研究のポイントとなる点を改めて整理しておく
  • 研究概要を正しく、分かりやすく書けるよう事前に準備しておく

オススメの就活サービス

以上、私が実際に就活を経験して感じた「研究職の就活を成功させるための5つのポイント」について紹介しました。ぜひこれらのポイントを参考に、皆さんの就活を成功に導いてください。

またその他にも就活を上手く進めるためのオススメサービスがあるのでご紹介します。

就活ノート

就活ノートは特にエントリーシートを書く際に非常にオススメの就活サービスです。

就活ノートでは1000社を超える企業の過去のエントリーシートの設問や、実際に通過したエントリーシートの内容を閲覧することができます。これが実際にESを書く際に非常に役に立ちます

また就活生が悩みやすいポイントについてまとめた就活コラムも大変参考になります。意外と知らない就活のマナーなども詳しく記載されているので、ぜひ登録してみてください!

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キャリアチケット

近年の就活では新卒でもエージェントを利用することが多くあります。プロの就活アドバイザーが丁寧に就活指導をしてくれます。

就活が中々うまく行かない時にオススメの就活エージェントがキャリアチケットです。色々な新卒エージェントがありますが、最も口コミが良く実績があるのがキャリアチケットだと思います。

これは間違いなく言えることですが、就活がうまく行かないときはどんどん大人を頼ってください。社会人の目線でアドバイスを貰う事は学生にとって必ずプラスになります。

どうしても就活がうまく行かない時には、ぜひエージェントに相談してみて下さい。

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このように使えるサービスは最大限活用し、正しい情報を獲得しながら就活を効率的に進めることが重要です。就活は新卒で入社する会社を決める重要なプロセスです。これらのサービスも有効活用して、悔いなく就活をやり遂げましょう!

本記事のまとめ

いかがでしたか?研究職の就活を成功させる5つのポイントについて、私自身の経験談を踏まえながら解説しました。就活は最初に働く場所を決める重要なプロセスです。ぜひ本記事を参考に、就活を成功に導いてください。

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